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シックスグレーシャー平原ハイキングとジャスパー国立公園コロンビア氷原
2001年8月31日

シックスグレーシャー平原から眺める氷河


第4日目
8月31日

朝の6時25分にバンフを出発し、ルイーズ湖へと向かった。天気予報によれば今日は雷を伴った嵐。今日は何も見えないだろうと思っていた。


ハイウェイから見えた朝日に輝くビクトリア氷河。今回、唯一朝日を見るチャンスだった。

ところがルイーズ湖に近づいたときに見えたのは、真っ赤に染まったビクトリア氷河だった。まだハイウェイ1の上を走っていた。何とか湖畔に着いたときは、すでに太陽は雲の向こうに隠れてしまった後だった。もちろん、湖は朝日に輝いてなくてもきれいだった。けどねぇ、いいチャンスを逃したものだ。こうなると、絶対に見てやろうという気になった。

今日の予定は、モレーン湖から出発して、テンピークスへとあるくこと。ところが、出発地点でわかったのは、熊のために必ず6人以上でハイキングをしなければならないという制限があったのだ。天気は悪いし、風は強いし、温度はどんどん下がってきていた。こういうときにハイキングへ行く人は少ないし、いたとしても経験豊富な人たちばっかりだ。30分ほど待ったところで、7人集まった。そのうち3人はテンプル山頂へと向かい、残りの3人は一泊して向こう側へと抜ける予定だという。これだと帰るとき、僕一人じゃないか。しかも、全員歩くのがものすごく早い。こりゃ、ついてゆけないな、ということで断念した。ところで、6人全員が、このトレールがこのあたりで一番好きだと言っていた。まぁ、明日戻ってくればいいや。


ティーハウスから見たシックスグレーシャーの眺め。


アグネス湖と黄色い花。

そこで、代わりに選んだのがシックスグレーシャー平原ハイク。こちらは特に制限は無し。人気のある、眺めの良いトレールということであった。出発したのは朝9時20分。最初の30分は、人が一杯のルイーズ湖畔を歩いていった。湖の向こう側はほとんど誰もいなく、ハイカーが何人書いた程度だった。目の前の氷河がどんどんと近づいてくるのが良くわかる。振り返れば出発地点のシャトーも見える。トレール終着点にはティーハウスがあった。ここではコーヒーなぞをすすりながら、氷河を眺めることができる。サンドイッチまであるから、弁当を持ってくることはなかったなぁ。そんなことを考えながら、雄大な氷河を見てました。


ビッグひーはイブからシャトーとルイーズ湖を見下ろす。

ティーハウスに15分ほどいてから、トレールを引き返した。途中から別の道へと入っていった。ビッグビーハイブを通ってアグネス湖とミラー湖に抜けるみちである。後で地図を見てみたら、ティーハウスから更に奥に行けば、なにやらビューポイントというのがあった。見逃してしまったのが、ちょっと心残りであった。

永遠に続くかと思えるようなスイッチバックを登り、ほとんど死にそうになりながら、やっとビッグビーハイブにたどり着いた。途中、少し雨が降ってきたりもしたけど、基本的には青い空が広がっていた。おそらく後ろの山が雲をさえぎっていたのだと思う。朝とは比べ物にならないようないい天気になった。さて、ビッグビーハイブからはボー峡谷と、眼下にはルイーズ湖とシャトーが見下ろせた。その反対側は、透明なエメラルドグリーン色をしたアグネス湖が見下ろせた。なかなかの眺めだ。それほど人がいないのも良かった。後でわかったが、もうひとつアグネス湖畔にティーハウスがあって、そこでほとんどの人が引き返すようだった。バスツアーで来た人は、ここまですら歩く時間がないと思う。その後は、アグネス湖、ティーハウス、ミラー湖と歩いてルイーズ湖まで戻った。全部で15.5kmの道のり(たったの10マイル)だったが、なぜかめちゃくちゃ疲れた。ついこの間ノースカスケードで11マイル歩いたばっかりだが、あっちは楽だったのに。


第5日目
9月1日

今日はとうとう雨降りの日になってしまった。雨の中、ジャスパー国立公園のコロンビア氷原へ行ってきました。


アイスフィールド印フォーメーションセンターから眺めたコロンビア氷原。

特に目覚ましをかけたわけではないが、朝の5時に目がさめてしまった。昨日の天気予報からすれば朝起きても・・・と思ってたからだが。空を覗き上げると星が出ていたので、もしかしたら、ということでルイーズ湖へと行くことにした。バンフを6時10分に出て、ルイーズ湖には6時45分に着いた。昨日の二の舞はしないぞ、と思いつつ朝日を待っていた。が、寒い湖畔からみえたのは、ほんの20秒ほど東の雲が薄っすらと赤くなっただけだった。すぐに太陽は厚い雲の向こうへ隠れてしまった。

アイスフィールドパークウェイはルイーズ湖から真北へ向かって伸びる道路で、ガイドブックには世界で一番景色の良い道路だとあった。確かに、今まで運転したことのある道路の中でも、飛びぬけた眺めだったと思う。(たとえばユタの12、カリフォルニアの1号線なんかもきれいだ。)昨日の天気予報によると、今日は30%雨のチャンス。コロンビアアイスフィールドへ到着すると、土砂降りの雨であった。予定では、近くのウィルコックス峠から氷河を見るつもりだったけど、今日は歩くのはやめだ。その代わりに、コロンビア氷原印フォーメーションセンターで時間をつぶすことにした。とてもよくできたセンターで、レストラン、お土産屋さん、それと氷河についての展示などがあった。すると突然、眠気が襲ってきたので、30分ほど眠り、次に食欲が湧いてきて昼食(カレーライス)を食べたところで、やっと動き出す気になった。それにしても、人の多いところだった。7月と8月にはもっと人が多いと聞いた。まるで渋谷でも歩いてるみたいだ。観光客に一番人気があるところかな?


強風と雨と半分溶けてる氷河で、
寒い、寒い。


アラスカの軍事基地でも使われているスノーコーチ。でっかいタイヤは氷の上を走るため。

その中でも一番人気があるのが、氷河の見学だった。10分おき、あるいはもっと頻繁に、センターからバスが出発していた。1台ではなく、2〜3台のときもあった。で、観光客をアサバスカ氷河のすぐ横へと運んでゆくのである。そこで、スノーコーチという乗り物に乗り換えた。これは氷河の上を走るために、人の高さはあるようなタイヤをつけたバス。これで15分ほど揺られて行くと、氷河の上に作られたパーキングエリアで降ろされた。氷河についてだが、氷点下の寒さと、強い風。これしか覚えていない。氷河はなんだか汚れていて、クレバスなんかは危ないので周りにはないし・・・しかし、氷河の上を歩ける経験なんて、人生最後のチャンスかもしれない。そう思えが、大変ありがたい経験だったと思う。

バンフへと戻る途中も、大雨が続いていた。天気について何人かに聞いてみた。全員、天気予報は当てにならないと、言っていた。だったら、ということでバンフでは雨具を買った。おまじないが効けばよいのだが。それと、バンフの北にあるノロカイ山へと食後に行って来た。ゴンドラ(サルファー山)のお姉ちゃんが、眺めがいいと勧めていた場所だ。もう夕日は沈んでしまっていたので、あまり良く見えなかったけど、なるほどなかなか良い景色ではあった。

 

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