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天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)

えっちらおっちら、急勾配を登る人の列が続く。下は岩を削り取って作った階段。足場は悪い。

誰がつけたのか『鎌倉アルプス』。最高峰は太平山で標高159mを誇る。こんなスケールのアルプスでも、実際に歩いてみると砂岩の岩山が続く面白いハイキングコースである。天然の要塞として150年もの間、鎌倉の町を守ったのもうなずける。岩を削り取って作った道と、木の生い茂った急斜面の山である。


鎌倉アルプス最高峰の大平山。岩を削り取ったのが分かります。

今はハイキングに訪れる人も多く、紅葉の時期ともなれば人が列を作って歩くことになる。途中、天園茶屋ではおでんや甘酒などで一服出来る。もう少し歩いたところにあるのが大平山。鎌倉の町を望めると共に、すぐ横まで車道が入り込んでいる。三浦半島の(乱)開発振りがよくわかる。この後、天台山を通って、瑞泉時までコースは続くのだが、大平山をすぎたところで人影は少なくなる。

 

 

源氏山・裏大仏ハイキングコース

銭洗弁天の鯉。

北鎌倉駅からすぐのところにある浄智寺から始めると、葛原岡神社、源氏山公園、銭洗弁天、佐助稲荷神社などを抜け、長谷の大仏の裏へと抜ける。桜や紅葉で有名な源氏山公園と化粧坂が見所なのだが、なんとも言っても銭洗弁天と佐助稲荷という鎌倉の不思議な世界を楽しめる。

浄智寺
鎌倉五山の第四位の名刹ということだが、関東大震災で焼失、再建されている。でも、入り口の苔むした石の階段を登り、中国風の山門をくぐるだけでも来た甲斐があるというものか。鎌倉の山をくりぬいて作ったような寺で、境内を歩くと削りとった崖やトンネルを抜けてゆく。初秋の荻の咲くころがよいとのこと。

ここから暫く、ハイキングコースは登りが続く。階段がある、と言っても岩を削り取ったもので足場は悪く、滑りやすい。一汗かいたころあいに、山の上についた。ここから道は舗装道となり、すぐに葛原岡神社の横に出た。ここには後醍醐天皇の側近の日野俊基が祀られている。鎌倉宮といい、鎌倉には歴史がひょいと顔をのぞかせる。葛原岡公園に隣接するようにあるのが、源氏山公園。桜で有名な公園で、比較的広い園内には頼朝像などがある。

化粧坂切り通し
源氏山から少し寄り道をして、化粧坂切り通しへ向かった。名前の由来は、紅葉の美しさを御化粧をした女性にたとえたと言う。鎌倉幕府滅亡のとき、この坂で攻め入ってきた新田軍と北条軍との激しい戦いがあった。敗走した北条高時は自害して、鎌倉幕府は滅亡した(1333年)。そのとき、首実検した首に化粧したことが由来とも言う。昼でも暗く、細くてS字型に曲がった坂で、これまた岩を削って作った階段になっている。滑りやすいので注意して歩いた。

銭洗弁天(奥の院)
舗装された道を行くと、小さなトンネルがあり、くぐるようにして抜けると白木造りの鳥居のある銭洗弁天がある。ここでお金を洗うと、10倍あるいは100倍になると言う信仰がある。3方を崖に囲まれた中に神社があり、水が滝のように流れ出ている。確かに何かご利益ありげな雰囲気もあるが、いかにも俗っぽいところもある。奥の通を登ると、銭洗弁天を見下ろせる。本当に鎌倉の不思議ワールドを経験できる場所だ。

佐助稲荷神社
ハイキングコースは住宅街になり、その奥にあるのが佐助稲荷。今度は赤い鳥居が目印で、100段はある階段を上がると神社がある。なにやら怪しげな雰囲気があり、お狐様がいくつも飾られている。頼朝の挙兵の時期を知らせたと言う稲荷様を祀る神社で、当時佐助と頼朝が呼ばれていた所からこの名が付いた。ここも鎌倉の不思議ワールドといった場所だ。

ハイキングコースは佐助稲荷神社の奥へと続き、大仏の裏を通ってゆく。冬には葉の落ちた枝の間から、鶴岡八幡宮や鎌倉の町が見えた。

 
 

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