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| 嵯峨野・第三日目 | |||
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小倉山の頂上から桂川を望む |
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京都での二日目は嵐山・嵯峨野へ。嵯峨野は竹薮と古寺が続き、女性に人気のあるエリアだ。まずは阪急京都線に乗り、大宮駅から京福嵐山線に乗り換えた。ここから終着駅の嵐山駅で下り、まずは嵐山のエリアへ。ここは昔から景勝の地と知られ、紅葉で有名な場所だ。今日は寒気団がシベリアから降りてきたため、今年一番の冷え込みとなった。その代わり、空気が澄んで素晴らしい景色が満喫できるはず。 |
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嵐山付近
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渡月橋から大悲閣へ なにやら面白そうだ。早速、行ってみることにした。桂川と嵐山にはさまれたような道を歩く。さっき見た嵐山の紅葉を、今度は下から見上げることになる。山の斜面は傾斜がきつく、薄暗い。だいたい1kmほど歩くと、嵐山温泉嵐峡館があり、そのすぐ横から大悲閣への登り道が始まっていた。100段ほどだろうか、階段を上りきると大悲閣があった。住職がすぐ出てきて、挨拶してくれた。今までのお寺とはえらい違いである。客殿にあがると、やはり住職が来て景色の説明をしてくれた。『今日は比叡山が見えますねぇ』。今朝の強い冷え込みで出ていたもやも、太陽の光で晴れ上がった。ここ最近で一番よい天気だそうだ。でも『午後になり温度があがると、また霞がでてくるんですよ』とのこと。最高の瞬間に見たけしきは、『絶景』という言葉がぴったりだった。 後日、『街道をゆく26・嵯峨散歩』を読んだら、司馬良太郎も大悲閣をたずねているのを見つけて、なんだかうれしくなってしまった。芭蕉も来ていたらしく、 『花の山 二町のぼれば 大悲閣』 という句が残っているらしい。山道の入り口にある道標に記してある。僕は見落としたようだ。 |
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二尊寺 祇王寺 |
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嵯峨野を歩く 大沢池に出る。嵯峨天皇が造営した日本最古の林泉だそうだ。春は湖畔の桜、夏は水面の水練の花、秋は紅葉に名月、冬は山々の雪景色を写す水面が美しい、と四季折々の趣があるとのこと。今回の紅葉はほぼ終わり、冬支度の最中であった。ふと見ると、滝の後があった。『滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なお聞こえけれ』と藤原公任が詠んだ滝だそうである。大沢池のすぐ横には大覚寺がある。南北朝時代に、南朝の御所をここに置いたので、南朝は大覚寺統と呼ばれるようになった。 ここから道がわからなくなった。もっとも北に山並みが続いているので、方向は迷わない。しばらく農道を歩いていると、広沢池に出た。池の水はほとんどなく、水鳥がのんびりと歩いていた。年に一度、池の水を抜いて清掃をするそうで、ちょうどその時期にあたってしまったようである。 |
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夜の清水寺 見所はこれだけではなかった。帰りは本堂の手前で階段を降り、音羽ノ滝へ向かった。この滝の水を飲むと、ご利益があるという言い伝えで、こちらも人手でごった返していた。滝は3筋あり、一つ一つ霊験が異なる。が、全部飲むと帳消しになるという話。僕は、それよりライトアップされた紅葉に目が行く。よさげな茶屋もあり、風情がある。小さな池があり、鏡のような水面に紅葉と三重の塔が映っていた。誰もが足を止めては、歓声をあげていた。 清水寺は、その周りも大変風情がある。紫式部もおまいりしたという話で、平安のころから観光(?)のメッカ(?)として人気があったという話らしい。清水坂は俗すぎるが、三年坂、二年坂を通るみちは歴史を感じさせてくれる町並みが残っている。夜通ると人通りが少なく、更に良かった。 |
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